就活・キャリアの素朴な疑問
就職編
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吉田のり子講師(よしだのりこ)
プロフィール
シーズ・キャリアリサーチ代表。(財)生涯学習開発財団認定コーチ。キャリア・ディベロップメントアドバイザー。コーチングとキャリアデザインに関する研究や講演・講習を行う「シーズ・キャリアリサーチ」の代表を務める傍ら、名大、名工大、愛大をはじめ、多くの大学でコミュニケーションやキャリア論に関する講演、セミナーの講師として活躍中。
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Q.大学2年生です。
私の姉が今年、信用金庫に就職しました。
就活もとても頑張っているのを見ていたので、私も姉のように休みがしっかり取れる企業に就職したいと考えていました。
『就職する』ということが私にとっても、家族にとっても当たり前だったのですが、今、大学4年生の先輩に
将来を聞いたら、『就職せずにフリーターをしてお金をためて海外へ行く』と答えてくれました。
就職が当たり前と思っている私にとって、この答えは意外だったので少し心が揺れました。
これからの時代、フリーターでは暮らしていけませんか?
私は結婚して家族がほしいのでお金が必要になります。
4年生の先輩は海外に行くという目標があるからフリーターになることを希望していると思うのですが、私はどうしたらいいか、何をしなければいけないか迷っています。

A.「4年生の先輩は、海外に行く目標があるからフリーターになることを希望している」、ということでしたが本当にそうでしょうか。実はその先輩にはさらにその先の目標があり、そのために海外へ行き何かの経験や学びをしたい、という自分の価値観に沿った自分なりのキャリアプランを立てているのではないかと感じました。
「社会に出て働く」ということには、次の2つのスタンスが考えれらると思います。「1:社会で働くとは、自分の発揮したい能力を活かすことで人々が喜ぶことや助かることをしてお金をもらうことだ」「2:社会で働くとは、自分の労力を提供することでお金をもらうことだ」というものです。文面から推測するに、おそらくあなたは、働くということを2番のスタンスでとらえているような気がしました。でも、働く満足度が高いのはどちらでしょう。1番ですね。2番のスタンスで働くことになる人々も多いのですが、まだ若く、可能性が充分にあるあなたが、何も考えずに2番のスタンスに流れ込むのはもったいないと思います。
では、1番のスタンスで働くためにはどうしたらいいのでしょう。キャリア論の大御所であるエドガー.H.シャイン博士は、こういっています。「充実したキャリア(仕事人生)を歩むためには、(1)自分がどんな技術・能力を持っているのか(2)やりたいことは何なのか(3)誰に対して何をしているときが、一番社会に役立っていると自分が感じるのか、この3つを自分に深く問いかける必要があります。」大学時代というのは、授業やゼミを通して(1)の技術や能力を高めるべき時代でもありますが、その他の様々な活動を通して(2)や(3)のような「自分の仕事への価値観」を探る責重な時期でもあります。
自分の価値観に合った仕事に携わるということは、とても幸せなことです。例えば「労力の代償としてお金をもらう」、という仕事観で自分の価値観とあまりそぐわない仕事をしている人は、週末を日頃溜め込んだストレス発散に責やしています。一方、自分の価値観にあった仕事をしている人は、週末に体を休めつつ、仕事のための本を興味深く読んだリ、新しい仕事のプランを思い描いています。
エドガ−.H.シャインの3つの問いかけに答えを出すへく、学生時代という自由な時間を活用し、アルバイト・サークル活動・海外旅行・インターンシップ・読書・人との出会い等から、自分の仕事への価値観を探ってみてはいかがでしょうか。

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